WWW　特論　XML

AKIHIRO KAMEI

• 歴史
• XMLの目標
• XMLとは
• XMLにできること
• XML文書
• 前書きの説明
• 要素の説明
• データベースの例
• データベースの格納
• まとめ

• 1990 年代以前 SGMLを使用　（一般性が高い）
• 1990 年代前半 HTMLが開発される　（コンパクト）
• 1990 年代中盤 W3CによってXMLの開発が開始　（一般性＋コンパクト）

• 記述内容が機能を表わす
• 文書構造の曖昧さを無くす
• マークアップを表示形式と独立にする
• シンプルな構造にする
• 最大限のエラー検出を強制する
• 特定の言語や文化に依存しない

XML(Extensible Markup Language)

マークアップ言語では無くマークアップ言語設計（意味マークアップ）を支援するためのツーキット

どうやっているか

• 整形式

開始タグと終了タグを正確に記述し、最小限の規則に従う

• 妥当性

DTDやスキーマを使いマークアップ言語を定義する

• データの格納と検索
• 文書の書式化
• データの一貫性を保証
• 他言語に対応（Unicode）

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鼻]]>
芥川龍之介]]>
岩波文庫]]>
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禅智内供<ふりがな>ｾﾞﾝﾁﾅｲｸﾞ ]]>
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]]>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　←ＸＭＬ宣言
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　←ＤＯＣＴＹＰＥ宣言の開始
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　←ルート要素名
　　　　←ＤＴＤ識別子
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　←内部サブセット開始の区切り
">]]>　←実体宣言
]]>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　←内部サブセット終了の区切り
]]>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　←文書要素開始
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鼻]]>
芥川龍之介]]>
岩波文庫]]>
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　←上で宣言した実態への参照
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禅智内供<ふりがな>ｾﾞﾝﾁﾅｲｸﾞ ]]>
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]]>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　←文章要素の終り

文章要素以前に書かれている物を全て前書きと呼ぶ

• xml宣言

その文章を処理するXML系を準備するための情報詳細。
省略可能だが、記述する場合は必ず一行目に記述する

• DOCTYPE（文書型）宣言

実体や属性値のデフォルトを定義する。
また、これを行う事により妥当性を検証できるようになる

• DTD識別子

DTDを識別するにはシステム識別子と公開識別子の二通り
がある。システム識別子はローカルファイルシステム内の物
理アドレスを、公開識別子は変更を意図していないアドレス
を指定する

• 実体の宣言

名前を指定することにより、文章のどこにでも挿入できる部分
を作り出す
宣言した実態を呼び出すには「&○○；」を使う

要素は、XMLにおける構成単位で、文章を階層構造へと分割する
また、それぞれに特定の目的がある

• 構文
• コンテナ要素　

  < 名前 属性1 属性2…>　内容　</ 名前 >

• 空要素タグ　

  < 名前 属性1 属性2…/>

• 属性　

  名前 = "文字列"

要素は上から下へのツリー構造として表現できる

• xmlは単純なデータ構造をモデル化するのに長けている
• 高速で反復的なアクセスには向いていない

データベースにXMLを格納する事により解決できる

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鼻]]>
芥川龍之介]]>
岩波文庫]]>
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ユービック]]>
フィリップ・K・ディック]]>
早川書房]]>
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夏への扉]]>
ロバート・A・ハイライン]]>
早川書房]]>
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• SQLを用いてデータ型を示す

フィールド	データ型
id	char
content	text

• このスキーマを元にデータベースに格納する

idフィールド	contentフィールド
001	<タイトル>鼻<作者>芥川龍之介<出版社>岩波文庫]]>
002	<タイトル>ユービック<作者>フィリップ・K・ディック<出版社>早川書房]]>
003	<タイトル>夏への扉<作者>ロバート・A・ハイライン<出版社>早川書房]]>

• コンパクトかつ柔軟性に優れたマークアップ言語作成ツールである
• 様々な言語が使用可能である
• XMLでデータベースに格納する事により要素の追加・削除が楽に行える