青山学院大学

ミニテスト ・ 2007 年 6 月 18 日 3 時限実施 ・ ページ

授業
科目
プログラミング基礎 I 学生番号 学部学科学年 フリ
ガナ
 評点
                 氏名   
担当者DÜRST, Martin J.

XML の名前と歴史 (8 点)

次の XML についての項目を書きなさい。

XML の正式な名前
Extensible Markup Language
XML の前身
SGML
XML を制定した機関
W3C
XML が出来上がった (勧告された) 年
1998

XML の修正 (20 点)

次の XML の文書に 10 個の間違えがあります。一文字の除去、追加、もしくは変更で修正しなさい。分かりやすいように直接文書の中に書き込みなさい。 (20 点)

<?xml version='1.50' encoding="Utf-8'" ?>
<Letter date="2006-04-17">
    <to>Students</to>
    <from>Martin D&#xFC;rst</Ffrom>
    <Title>Reminder</Title>  
    <Text/>Please don't forget
        your exercises &amp; homework.</Texts>
</Letter>  

CSS の特性 (24 点)

CSS の 次の特性の意味や用途を、特性値を含めて説明しなさい。

display
表示の根本的な設定。特性値 none で非表示、block で段落形成、inline で行に流し込み。
color
文字などの色の設定。英単語 (red, blue,...) や #hhh、 #hhhhhh (h は十六進数一桁) で指定。
font-size
文字 (書体) の大きさ。 10pt、 120%、 1.5em などで設定可能。
background-color
背景の色。特性値は color と同じ。
padding
枠の内側の「余白」の幅の指定。特性値は font-size と同様。四つの値で上、右、下、左の幅を指定可能。
font-weight
文字 (書体) の「重み」。bold で太字、normal で普通。
border-width
枠の幅。padding と同様、一つから四つの値まで使える。時計回りに適用。
page-break-before
適用されている要素の前に改ページを許すかどうか。強制は always、 任意は auto、禁止は avoid。

ミニテスト ・ 2007 年 6 月 18 日 3 時限実施 ・ ページ

文字化け (8 点)

XML 文書を見ようとしたらエラーになりました。文字化けみたいなことが見られている。原因と対処法を説明しなさい。

原因としては主に XML 宣言の encoding で示された文字符号化と実際に文書内で使われた富豪かが合わないことが考えられる。 対処法としてはどちらかを変更し、二つを合わせる。

英語の概念の説明 (24 点)

次の XML や CSS の用語に対応する日本語の用語とその簡単な説明を記述しなさい。

element
要素、XML 文書で一番大切なもの。開始タグ、内容、終了タグからなる。
selector
選択子、CSS の場合スタイルを適用する XML 文書の部分 (要素など) を選択する。
well-formed
整形検証済み、XML の基本的な文法に合って、要素は入れ子構造になっているなで。
attribute
属性、要素 (の開始タグ) に追加情報を付ける仕組み。属性名、=、属性値からなる。
property
特性、CSS の場合スタイルの指示に使われるもの、例えば color, font-size など。
validation
整合検証、XML 文章が DTD に合っている 要素や属性からこう税されているかどうかの検証。
external DTD
外部 DTD、XML 文書の中のではなく、XML 文書から参照された別のファイルにある DTD。
box model
箱モデル、CSS で部品の周りに (内側から) padding, border, margin を付けられる仕組み。

DTD の内容モデル (15 点)

次の DTD に使われる内容モデルの意味を簡単に説明しなさい。

(elem1, elem2)
elem1 と elem2 がその順番に出てこないと行けない
(elem1 | elem2)
elem1 と elem2 のどちらか一つだけの選択
(#PCDATA | span)*
任意の数の文字の中に、任意の数の span が混ざっている (混合内容モデル)
((title, subtitle?)|(subtitle, title))
title が必須で、この前もしくは後ろ (両方はだめ) で subtitle があるかも
(para, para+)
para が二つ以上

要素か属性か (12 点)

XML 文書の設計において、ある項目を要素にするか属性にするかがよく議論になる。この議論において確認しないといけない項目 (要素と属性が違う項目) を四つ列挙して簡単に説明しなさい。

順番: 要素に順番があるが、属性には順番がない。順番が大切な場合は要素を使う。

複数: 同じ名前の要素は同じところで複数使えるが、属性はだめ。複数使うことがあったら要素しかない。

構造: 要素には内部構造があるが、属性はただの文字列。内部構造が必要な場合、要素にする。

普通の時の表示: 要素の内容は普通表示される。属性値は普通表示されない。普段表示されたい場合は要素にした方がいい。