プログラミング基礎 I

第一回: 履修登録など

Martin J. Dürst

duerst@it.aoyama.ac.jp

O 棟 529号室

テュールストマーティンヤコブ

目次

プログラミング基礎全体について
プログラミング基礎 I (Dürst) について

自己紹介

スイスチューリッヒ生まれ
チューリッヒ大学で lic.oec.publ. (修士相当、情報科学専攻、経営学と日本学副専攻)
文部省奨学金で来日、東京大学で理学博士 (情報科学専攻)
チューリッヒ大学情報科学科マルチメディア研究室主任助手
慶應義塾大学政策・メディア研究科特別研究助教授 (W3C プロジェクト)
米マサチューセッツ工科大学客員研究員
World Wide Web Consortium (W3C) 国際化活動責任者
今月から理工学部情報テクノロジー学科助教授 (ソフトウェア科学研究室)

授業の位置づけ

青山スタンダード => テーマ別科目 => 領域H (情報の技能)

プログラミング基礎 I (前期; 馬渡先生): HTML, ウェブページ
プログラミング基礎 II (後期; 馬渡先生): Java プログラム言語
プログラミング基礎 I (前期; Dürst): Perl プログラム言語
プログラミング基礎 II (後期; Dürst): C プログラム言語

履修登録

重要: 必ず今週の木曜日 ( 4月14日) までに履修登録すること。

各授業の定員数を超えた場合は抽選で履修者が決まります。

授業の目的

(前期も後期も同様)

プログラムの基本的な仕組みと要素が分かる
ワードとかエクセルの限界を超えてデータの処理ができる

Perl の特長

Perl makes easy jobs easy, and difficult jobs possible
簡単なプログラムを書く時には手間 (文字数) が少ない
入り口が広く、奥が深い
作り手の Larry Wall は自然言語的な考え方も取り入れました
常に改良される (現在 Perl 5.6 や 5.8 が主流だが、Perl 6 は開発中)

Perl と C の比較

	Perl	C
仕組み	インタプリタ	コンパイラ
実行速度	普通	速い
書く手間	少ない	少し多い
言語の更新	少しづつ	殆どなし
主な応用	文書処理、ウェブ用 CGI、システム管理	数値処理、機器制御、システム構築
文法	ゆるい (書き方は色々)	しっかり (書き方は一つ)

次回のための準備

履修登録を忘れずに (今週の木曜日 4月14日までに)
本の購入
自分のパソコンにソフトをインストールする

教科書

「すぐわかるPerl」深沢千尋、技術評論社、¥2380 + 税、ISBN 4-7741-0817-0

特徴: 初心者プログラマー向け

(他の本を使いたい場合は相談して下さい)

ソフトのインストール

自分でパソコンを持っている場合:

(MS Windows 用; 他の OS の場合には相談してください)

テキストエディタ
推薦: notepad2 (http://www.flos-freeware.ch/notepad2.html)

日本語: http://www.flos-freeware.ch/np2intl/notepad2_ja.zip
Active Perl (http://www.activestate.com/Products/ActivePerl/)
5.8.xxx の MSI 用のものを選択して下さい

成績評価方法

授業中のミニテストと演習課題: 50%

レポート課題: 30%

期末試験: 20%